大食いまつ毛デザイナー ナオミ・キャンベルのブログ

世界三大夕景マニラ湾。その景色の側にあるリアル。偏見のない出会いができる夫婦でいつまでもいたい

2017.8.28

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世界三大夕景ってご存知ですか??

実はマニラに来るまで私も知らなかったのですが、

バリ島(インドネシア)、釧路(日本)、そしてマニラ湾(フィリピン)

が世界三大夕景といわれているようです。

その1つのマニラに到着してからずっと悪天候。なかなか夕日を見ることができずにいました。フィリピンは雨期。

突然のスコールに見舞われ、夜は雨が上がる。

カット出来そうなところを出かけて見には行っていたものの、なかなかカットできずにいました。

そして最終日。

快晴。

南国にいることを実感する程に暑い日でした。

宿をチェックアウトして12時過ぎから気になっていた公園へ出かけます。

マニラにあるリサール公園。フィリピンの英雄リサールの像がある公園で、アジア都市部では最大級と言われるこの公園。

実はここでカットできたらいいねと話してたものの、警備員が多くて諦めていました。

そしてその奥にあるオーシャンパークという水族館近くの広場が下見に来てから気になっていたのでここですることに。

まずは腹ごしらえ。

アイスクリームが10個くらい入ったパン

これで25ペソ≒54円

アイスだけでなくパンが美味しい。フィリピンはスペインの支配下にあったため、アジアですがパンを食べる習慣もあり、街中にもパン屋さんがたくさんあります。

パンも安くて美味しい。

そしてそのアイスクリーム屋さんの20メートルほど離れた所で看板を出して誰か来ないか待ちます。

みんな興味は持つもののなかなか切って!という人が現れず。

待つこと20分ほどて一人目が来てくれるとそこから続々と私も!みたいな人が続いてきました。

マニラ滞在最終日にカットしに街に出て出会った、この奥で笑っているおばちゃん。

このおばちゃんとの出会いが私達にとってまた新鮮なものになることに。

彼女の名前はヘイゼル。

お友達と旦那さんとこの広場に来ていました。

旦那さんをじゅんくんがカット。

ヘイゼルはずーっと何かしゃべりながらとにかく笑っていました。

でもカメラを向けるとすかさずポーズを決めます。

この広場はラグビーしてたり、少年がサッカーしてたり。

椅子で寝ている人もいればおもちゃを売ってる人もいる。色んな年代と社会層が入り混じっている感じが一瞬で分かりました。

ヘイゼルは見た目も小洒落てて、若い旦那さんもいてなんだか楽しそう。

フィリピン人の中でもそんなに貧困層でもなく、休日のこの日に広場に遊びに来てる人のかなと思いました。

ヘイゼルは40歳で旦那さんは20歳!!!

ヘイゼルが旦那さんのことを見る顔を見ていて、すごく旦那さんのことを好きなのが分かりました。

カットし始めて5人目の時に警備員が来てしまい、フィリピン語で何か言い始められてしまいました。警備員の対応をヘイゼルがしてくれたした。

私はフィリピンの現地の言葉は分からないのですが、声のトーン的に

警備員→注意してる

ヘイゼル→説明してくれて、もう終わるからいいじゃん

みたいな感じで、「この人をもう最後にした方がいいよ」と教えてくれました。

そしてその数分後に別の警備員が来て、私が色々言われたのですが、ヘイゼルがすかさず「何か払えって言われたか?」とか、「何もお金払わなくて大丈夫!」と言いに来てくれました。

初めは警戒する現地の人。

それでも同じ時間を過ごしてるうちになんか引いてる線が少し緩む瞬間があります。

それはヘイゼルが守ってくれた時でした。

そして警告を受けてしまったのでその時カットしていた人を最後に最終日は終了。

ビールでも飲みながら夕日を見に行こうかとなり、広場にいたみんなにサヨナラを告げ湾沿いに向かいます。

途中居酒屋セブンイレブンに寄りビールを一杯飲むことに。話したいことがたくさんあったけど旦那さんはブログをせっせと書いているのでとりあえず我慢。

きっと感じている事は同じだろうなと思いながら。

前回スラムに行ったとき同様、お互い色々と思うことがありました。

30分程滞在し、まだ日没までは少し時間があったので、荷物を置いてるホテル方面へ歩くことに。

物乞いの子供に囲まれながらもしばらく歩く。

すると誰かが手を振って呼びかけている。

なんとそれは2時間ほど前にサヨナラをしたヘイゼル達だった。

さっきのお友達も、旦那さんもいる。

更には他のお友達まで。

やっぱりカメラを向けるとポージングしてくれる。

そして夕日を眺めながらヘイゼルと3人でおしゃべりを。

まさかサヨナラして数時間でまた再会できるとは思っておらず。やっぱり人生って何があるか分からないな〜と感じた。

しばらく話してると分かったのですが、彼女はどうやらその湾岸沿いに住むホームレスのようだ。

旦那さんと3歳の子供と、お友達とかと8人で1グループになってその湾岸沿いの植物の元でテントを張り寝泊まりしているとのこと。

そして毎日あの広場に通っているそう。
そういう環境に住んで、仕事もない彼女は何故かスマホを持っている。

「アカウント教えて!ピクチャー送って!」と。

彼女の生活に興味はあったけど、あまり根掘り葉掘り聞くのも失礼かと思い、話してくることだけを聞いていた。

1つだけ気になったことがあったので聞いてみることに。

「お風呂はどうしてるの?」と。

彼女は見た目がとても汚いとは思えなかった。

「近くで10ペソで入れるところがあるんだよ!!」と。

なるほど。

確かに生活の中でネックになる家賃を無くして、家がなくてもそこらへんの人と何ら変わりない生活は出来るのかもしれない。

そしてしばらく話していると、ヘイゼルがお友達を呼んで急遽湾岸沿いでカットすることに。

私が写真を撮っていると、ヘイゼルが再び私を呼んでいる。「ナオミ!お腹空いてるか?ご飯食べるか?」とコンビニで買った29ペソのご飯をシェアしてくれようとした。

人にモノを分け与える事ができる人はすごいと思う。

「さっき魚食べたから大丈夫だよ〜!」と答えると、セブンイレブンのシシグは美味しいから食べたほうがいいよと説明してくれた。

そんなやり取りをしてると、太陽が沈み始めた。。

観光客が集まるこの場所は確かにキレイな夕日が見れる。

だけどリアルはゴミの山。

ゴミを捨てているのは観光客ではなくここに住む人々。

物乞いしてくるストリートチルドレンはこのゴミの山を平気で歩く。

歩く度に虫が動いてるのが見える。

美しい空とゴミの山の現状が隣り合わせにあるこのマニラ湾に沈む夕日を見ながら、フィリピンに来てからの色んな事を考えた。

ストリートチルドレンのいる公園でのカット、ひょんなことから行ったスラム街、そしてこのホームレスのおばちゃん達との出会い。

すべてが私には新鮮で楽しかった。楽しかったという表現が適切かは分からない。だけど誰かと笑って1日を過ごす事の大切さを知った。出会ったときはその人がどんなところに住んでるかなんて知らないし知る必要もない。何かの形で、それを知ることになったとして、たとえそれが大金持ちだろうがホームレスだろうが、スラム街にすんでいようが、再び会うことができるなら「hello,my friend!!」と言って笑顔で会いたいと思う。

路上でカットしていると、先入観や偏見で人を見ることが無い。だから一つ一つの出会いが楽しいし、心配にもなる。

観光地のすぐそばに、リアルを生きる人達がいるなら、そういう人たちと笑って時間を過ごしたい。

最終日の夜旦那に思い切って聞いてみた。

「今二人で旅して、今日みたいな日とか、フィリピンで色んな人に出会ってすごく楽しいんだけど、観光名所で髪切って写真撮って楽しかったの?」

と。

すると旦那は答えた。

「フィリピンに来てからずっともやもやしてたけど、楽しかったと思うのも、思い出深いのも今日みたいな感じのとこなんだよね。」と。

彼の答えがそうであってくれて良かった。

旦那はフィリピンに来てから何かをずっと悩んでいる。普段決めたことしか話さないのに、話しててもまとまったことを言ってこないからめずらしいなと思っていた。

日本に帰ってきて生活が、始まるときっと答えを明確にするんだと思う。

そのやりたい事の答えが、どの国でもどんな場所でも、同じ事を感じながら生きていける夫婦でいれたらいいなと思う。

ホームレスだろうが、ヘイゼルの笑顔や、彼女が旦那さんを見つめる目は幸せそうに見えた。

私は彼女のように旦那さんを幸せそうに見つめれているだろうか?どんな環境でも、仲間や家族との時間をバカみたいに笑って過ごせているだろうか?

きっとこのタイミングで彼女に出逢ったことも何か意味があるんだと思った。

日本に帰ってきてまだ半日。

音楽の流れていたフィリピンとは違い、街がすごく静かに感じる。

フィリピンで感じたことをまた一つ胸に閉まって毎日を生活していこうと思う。

同じ一日は二度と過ごせないのだから。

またいつか。my friend

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