雇用保険がない【フリーランス】自分の働き方と保険に向き合ってみる

アイデザイナーの働き方

 

ここ数日体調がよくなく、ついに今日家から1歩もでませんでした。

5年ぶりくらい?まさかこんな日がくるとは自分でもびっくりです。

家で寝転がりながらいろいろ心配になり、考え事しているときにふと思いました。

このまま働けなくなったらどうしよう・・・?

幸い私には旦那さんがいますが、いつ離婚を言い渡されるか、また、事故に合わない保証などどこにもありません。 そうなったときに私は一人です。

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フリーランスになって初めて保険の事を考ええた

現状今私の働き方としては、

  • フリーランスでお店でマツエク&出張マツエク
  • 雇用で週2日扶養範囲内でカット専門店でパート

といったダブルワークです。 今回私がこのまま働けなくなったら・・・?と考えた時にやっぱり一番最初に不安になるのはお金のことです。

以前美容室で5年程働いていたときに毎月、雇用保険という項目で天引きされている金額がありました。 実際私は働けなくなった時に失業手当を申請し、受け取っていました。 私の頭に真っ先に浮かんだのはそれでした。

個人事業主には雇用保険なんてものはない =働けなくなったら何の保証もない

ということです。

収入はゼロになり、カバーしてくれる国の制度なんて何もありません。

バカと思われても結構ですが、こんなド当たり前の事すら今まで考えた事がなかったのです。

私の旦那はよく言います。もし腕が吹っ飛んだとして美容師ができなくなっても何かお金を稼げるスキルを身につけないと困るよ。と。

それはごもっともなのですが、今こうやって書いているブログだけで食べていけるほど私はブログでは稼げていません。

もっと更新して2,3年後に収入がふえたとしても、今回のワタシの一抹の不安の解決策には匹敵しないのです。

私がフリーランスになったきっかけは帰国して一緒にお店を始めるからでした。 その時には結婚もする予定だったのでそんなに深くフリーランスについて考えてなかったのですが、 もし一人になったらと今回考えた時、自分の考えが甘かったなと思います。

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個人事業主は個人で保険に入るべき

上記のとおり、個人事業主は雇用保険にはいることができません。

そもそも雇用保険の加入の条件とは?

会社に常用使用される正社員・一般社員の場合は原則として無条件に雇用保険への加入が義務付けられています。しかし、派遣社員、パートタイマー、アルバイトなどの非正規雇用労働者の場合は、雇用契約期間と労働時間において一定の基準を満たした場合のみ雇用保険に加入することになります(強制加入)。 具体的には以下の3つの要件を満たさなければなりません。

一週間の所定労働時間が20時間以上 31日以上継続して雇用される見込みである 雇用保険の適用事業所に雇用されている

当たり前ですが雇われてることが条件です。

 

フリーランスの方のだいたいは国民健康保険で健康保険料を支払っていると思います。

ただ、社会保険と違い民健康保険には「扶養家族」も「傷病手当金」もないです。

扶養家族の事は今は置いておいて、国民健康保険と社会保険の1つの大きな違いは、「傷病手当金」の有無です。

病気やケガで長期間(4日以上)働けなくなるときに給料のおよそ6割が支給される「傷病手当金」は、国民健康保険にはありません。

今まで社会保険に会社で加入していた方も、辞める際に任意で社会保険の継続はできますが、 社会保険の任意継続中に、新たに発生したケガや病気が原因の場合、傷病手当金は支給されません。

そうなった場合、もし急な病気やけがで働けなくなった時は民間の就業不能保険などに加入していないと自分が困ることになります。

もちろん労災保険もないので、仕事場へ向う時や業務中にケガがあっても何の保証もないので、こちらも自分で傷害保険などに加入する必要があります。

フリーランス(=個人事業主)になるときには自分がもしも働けなくなった時のことも想定して保険に入った方が、自分自身も家族にも安心だと思います。

面貸しやシェアサロン、業務委託など働き方にかかわらず、雇用で無くなるときには少し考えてみてください。

そして雇用保険の条件で気にしてほしいのが週20時間以上働けば雇用保険の対象になるということです。

ダブルワーク先で雇用保険に入れるかを考えて自分で比率を決めるべき

フリーランスを始める際に、フリーランスだけで生計が立てていけないもしくはリスク分散、収入確保のためにダブルワークが推奨されているようです。

実際私は扶養範囲内のパートですがその形に当てはまると思います。 私の場合→1日10時間拘束-1時間休憩で実質9時間労働×週2日=週18時間の勤務 になるので雇用保険の加入することができません。

ただ、一般に生計確保のためにフリーランスとアルバイトをかけもちする方は週20時間超えるのではないでしょうか? 朝10時~17時フリーランスで集客(美容師) 18時~24時まで居酒屋でバイト(兼お客さんと仲良くなって集客できたらな) という働き方だとしても、バイトが週4日入れば6時間×4日=24時間でいってみれば雇用保険の加入義務が会社側にあります。

個人事業主なのに雇用保険?と思うかもしれませんが、これは可能なことです。

個人事業主としての事業での収入と、アルバイトでの給与所得は確定申告で合算したりとめんどくさいことは待っていますが、 もし働けなくなったときの失業手当を考えれば入れること自体ラッキーだと思います。

失業保険を受給するための条件として、「いつでも就職できる能力(健康状態・家庭環境)がある」という項目を満たす必要があります。

つまり、重たい病気やケガで退職した場合は、すぐには就職できないと判断され、原則として失業保険を受け取ることができなくなります。

ですが、その代わりに退職後に失業保険の受給資格を満たしており、病気やケガのために15日以上就職できないという場合は、「傷病手当」を受給することができます。また、30日以上就職できない場合は、傷病手当をもらうか、基本手当の受給期間を引き延ばすか、どちらかを選択することができます。

失業保険を受け取る条件として、退職の理由や勤務期間などいろんなことが関わってくるので情報収取は必須になります。 長い目で見て自分がどこでどんな働き方をしていくつもりなのかを考えて、ダブルワークで始めるとしても時間の配分を考えるべきだと思います。

扶養範囲内のパートが雇用保険に入れないわけではない

ここでひとつ誤解しやすいのが、扶養範囲内のパートだと雇用保険にはいれない?という項目です。

扶養範囲内の壁として、まず所得税のかかってくる103万の壁の範囲内で働く場合、

時給1000円×週18時間=月8日勤務72000円 年間約864000円

扶養範囲内の勤務です。

週20時間以下なので長期で勤務するとしても雇用保険には入れません。

例えば時給900円で一日7時間勤務×週3日=月12日勤務75600円 年間907200円 扶養範囲内ですが雇用保険に加入できることになります。

また、雇用保険を利用し失業保険をもらう際は、雇用保険の被保険者であった期間のうち、離職日から1か月ごとに区切っていた期間に賃金支払いの基礎となった日数が11日以上ある月を1か月と計算されるので、月11日以上勤務していないと入っていても意味がありません。

ただ女性は、扶養範囲内だとしても、雇用保険に入っていれば妊娠や出産で働けなくなったときに、再就職手当の給付金の期間を延ばすことができます。 赤ちゃんを産んでから仕事に戻ろうと思った時に、そういった手当てを受けることができます。

 

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このブログを書いたきっかけ

冒頭にもありましたが、自分が体調を崩していろいろお金のことを考えるきっかけになりました。

何かに守られてる気がして無頓着、無知すぎた自分がいました。

今から仕事を辞めてフリーランスになろうとしている人は、 もしもの時に自分で加入する保険、 ある程度の貯金の確保、 特に女性の方、フリーランスで雇用保険がない場合は、ケガや病気だけでなく、妊娠や出産の際にはもちろん産休なんてものもなく失業手当や再就職手当の給付金の当てがないことを知っておくこと。

一度考えてみてください。 フリーランス、会社に雇われて苦しかった自分が、のびのびと自分らしく働けて、自分で集客できる楽しさやその反面悩みもありましたが 人としてたくさんの事を学べたし、フリーランスの方が私は人生楽しめるなと思いました。

でも自分が体調を崩すと、積み上げてきたものがパーになっちゃうし、信用も無くします。 収入も減り、家族に迷惑もかけます。そうなることがないようにするのがベストですが、人生いつ何が起こるか誰にもわかりません 保険なんていうと胡散臭い気もしますが、自分を守る意味でも大切だと思いました。

みんなフリーランスになるときにここまで考えてたのかな?と思って、特に女性のフリーランスの方の意見を聞いてみたくてコンタクトを取りました。

保険とか入ってましたか?と。 もしも働けなくなったときの保険はもちろんの事。 そして、

「自分の身体が資本の仕事だからね 今は健康の事をいちばん気をつけてるよ! 心も体も健康じゃないと、何も出来ないし フリーランスは自分が商品だから、魅力ある人間になる為に…気にかけてるつもり!」

というメッセージを送ってくださいました。

“体が資本”

昔から母親にもよく言われたこの言葉の意味を今痛感しています。 そしてメッセージに答えて下さった美容師さんの言葉を聞いて改めて、 自分自身フリーランスとして中途半端だったなと思い、いろんなことを考えて覚悟を決めて新しく踏み出していかなくちゃいけないと思いました 最近フリーランスという言葉が流行っていて、フリーランス=かっこいいみたいなイメージがありますが、 私自身フリーランスになるときにもっとお金のことを考えておくべきだったと思いました。

これからフリーランスになってやりたいことの一歩を踏み出す方へ。

すごく素敵な世界に行く前に、準備しといた方がいいこともあることを少し立ち止まって考えてもらえたら。

自分が何か今の状況で考えた事を参考にしてもらえたらなと思ってブログにしました。

雇用保険の事に関しても書きたいことがあるのでまた書こうと思います。

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